応答せよ1997 あらすじと感想

8月 20, 2018

このドラマの魅力はなんと言っても「王道」「初恋」「幼馴染」と誰もが好きな要素が詰め込まれているところにあると思う。
けれど現地韓国で異例の大ヒットを成し遂げたのには他に理由があるからだと私は思う。
主人公シウォンは幼馴染ユンジェを含む仲良しグループ4人で学園生活を謳歌していた。そこにソウルから転校してきたハクチャンがグループに加わるところからストーリーは展開していく。
幼い頃に両親を亡くし、以来シウォンとは家族同然の仲だったが、高校入学式の日、彼女が眼鏡を外したことをきっかけに彼女に初恋をする。
かたやシウォンは高校生らしく、当時韓国で一大ブームを巻き起こしていたH.O.Tに夢中。大好きなオッパを一目見ようとソウルへ行って父親に髪を切られたり、夜間学習を生理を言い訳にサボり大邱まで会いに行ったり。
そんな恋愛にはお子ちゃまなシウォンにもどかしさを感じながらも恋していくユンジェと、それに全く気づくことなくユンジェの兄とひょんな事から付き合うことになるシウォン。
高校卒業を間近に控えたシウォンの誕生日にユンジェが投げやりな告白をし、彼女の元を去ると同時にユンジェへの想いに気づいたシウォン。
そこからお互い就職をはさ、偶然の再会を経てまた縮まる距離と兄の存在。そして周りの仲間達のこれまた一筋縄ではいかない恋愛模様。
このドラマの真の魅力は、誰にでもあったであろう初恋がここまで甘酸っぱく
そしてハッピーエンドに描かれていることだと私は思う。
初恋は叶わないもの、と分かってはいながらも、どこかで希望を抱き、自らの初恋を思い出す。
自分にもあったあの青春。些細なことでぶつかり、笑い、そして恋に落ちた。何もかも全力で、だからこそ誰もが痛みを追負った。
伝わらなかった、すれ違ってしまった想い。いつからか遠くなってしまったあの日々。
このドラマのように、私の青春もこうして大人になった今色褪せないまま鮮明に戻って来ればいいのにと、こうして懐かしく振り返るその隣で優しく手を握ってくれるその人があの頃胸を焦がした人だったら、と夢を描かせてくれるからではないだろうか。
そして主役を演じたAPINKのチョンウンジとソンイングクの流暢な釜山訛りも物語を盛り上げる要素だったと思う。
家族、友達、夢中で追いかけた永遠のアイドル、そしてなによりあの日々を輝かせた初恋。
こんなにも誰もが夢中になり、そして共感し、涙するドラマが今までにあっただろうか。
いま、正反対のジャンルですがその女の海というドラマを視聴しています。